世界のお金

旅して集めた紙幣やコインを紹介

キューバ

通貨単位:ペソ、兌換ペソ(コンバーティブルペソ)
通貨コード:CUP、CUC
1ペソ=100センターボ

 ペソ(CUP)と兌換ペソ(CUC)の2重通貨制。
 兌換ペソは、外貨と交換できる通貨で、米ドルと1:1の価値。
 以前は外国人が公式に両替できるのは兌換ペソ(CUC)のみであった。建前上は、1CUP=1CUCであり、外国人はCUCでの支払いが基本音求められた。しかし、95年の段階で実質レートは約60CUP=1CUC。キューバ人同士では実質レートで普通にやり取りできたので、ほぼ誰でも少額なら実質レートで替えてくれた。
 最後の訪問をした2009年には実質レート(=いわゆる闇レート)はなくなっており、外国人も公式両替所で両替ができた。約25CUP=1CUC。
 珍しい3ペソ紙幣があるが、人気の高いゲバラの紙幣なので、死蔵してしまう人が多く、入手できなかった。

1兌換ペソ(2007)

2006年から発行されている現行の兌換ペソ
表は、ハバナにあるホセマルティン像。ホセマルティン(1853-1895)は、独立運動の闘士でもあった文学者。
ドスリオスの戦いで戦死したホセマルティン。
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1兌換ペソ(1994 旧)

1994年に発行された初代の兌換ペソ。
表は上記の新しい1兌換ペソと同じで、ハバナにあるホセマルティン像。
裏は、The Cuban Coat of Arms と呼ばれるキューバの公式紋章。
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20ペソ

表は、カミロシエンフエゴス(1932-1959)。カストロ兄弟やゲバラと共に革命を主導した革命家。
裏は、バナナを担ぐ人、畑を耕す人、トラクターでの作業など農業の絵。
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10ペソ

表は、マキシモゴメス(1836-1905)。10年戦争時の将軍で独立戦争時の司令官。
裏は、「全人民による戦い」と題する機関銃や国旗を持ち上げる絵。
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5ペソ(2007)

表は、アントニオマセオ(1845-1896)。独立戦争を戦った革命家。
裏は、「バラグアの抗議」=「独立とすべての黒人奴隷の解放以外の和平条件は認められない」と停戦を拒否した1877年の抗議。
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5ペソ(1990)

表は、上記と同じくアントニオマセオ。
裏は、1958年の革命軍の進軍。
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1ペソ(2008)

表は同じく、ホセマルティン。
裏は、1959年の「革命軍のハバナ入城」。
1997年に発券銀行が、国立銀行から中央銀行に変わっている。経済状況悪化のためか、カラーの乏しいデザインとなった。
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1ペソ(1995)

デザインは上記の新しいペソと基本同じで、表ホセマルティン、裏ハババ入場だが、両面ともカラーでカラフルなのが大きな違い。
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1ペソ(1988)

デザインはこの時も上記の新しいペソと基本同じで、表ホセマルティン、裏ハバナ入場。
各文字が新しい紙幣よりも大きくて見やすい。
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